運動会と文化祭

nostalji2008-11-13

西岸良平:著の『三丁目の夕日』(小学館)の、“運動会”と“文化祭”を読了。
“運動会”(2006年11月3日第3刷発行)は、運動会と文房具に関連した12話が収録されています。運動会には勉強はできないけど、走りだけは一番というスターがいましたね。昔は、絵が上手いとか、手先が器用で工作は任せとけといった何かに秀でた子供がクラスに何人かいたものです。現在でもいるのでしょうが、平等化教育の影響か昔のようにスポットライトが当らない感じです。運動会だって順位を決めないというし、どこかおかしい気がしますねェ。
“文化祭”(2005年11月4日第3刷発行)は、テーマとはあまり関係ない話が11話収録されています。町田忍のコラムもテーマとは関係ない“チンチン電車”ね。1960年代までは全国の主な都市では路面電車が走っていましたね。自動車社会になり、交通渋滞になるということで、どんどん廃止され、現在残っているのは僅かとなりました。最近、環境にやさしいということで見直されてきていますが、一度廃止したら元には戻りませんよ。私が暮していた広島は原爆で焼かれ、復興時に広い道路を作ることができたので、路線が開業当初のまま残っていますけどね。一時は廃止になった全国の路面電車の車両(京都市電や神戸市電など)が走っていましたよ。“チンチン電車”と言うのは、発車の時にチンチンと鐘を鳴らすからです。学生時代に歌っていた春歌にこんなのがあります。「娘十七・八、都電でござる、早くお乗りと、チン鳴らす」