立っているだけで存在感

nostalji2008-01-14

録画していた『単騎千里を走る』(2005年/監督:チャン・イーモウ)を観る。以前(劇場公開直前だったと思う)、NHK(BS2だったと思う)で放送されたこの作品のメイキングを観て興味を持っていたんですよ。余命いくばくもない息子との心の断絶を修復するために、息子の念願だった“単騎千里を走る”の仮面劇を収録するために、中国を旅する男(高倉健)の物語です。この映画は健さんでないと、成り立たない作品ですね。健さん以外の俳優が演じたら、説得力を持たなかったでしょう。客観的にみたら、主人公の行動に感動できないところが多々あるんですよ。黙って立っているだけで存在感があり、それだけで絵になる健さんだから、ストーリーにも納得感がでてきて、観ていて満足できるんで〜す。
画像は、健さんが歌う「網走番外地」のレコードジャケット。残念ながら、このレコードは放送禁止歌になった歌詞が使われていません。フルコーラスが収録された初版盤はメチャ高いんだよなァ。