昔は安物

nostalji2008-09-03

西岸良平:著の『三丁目の夕日』(小学館:2004年10月15日第2刷発行)を読了。今回のテーマは“昔の味”です。スキヤキ・給食・コッペパン・駄菓子・赤いウインナ・3時のおやつ・オムライス・コロッケ・金平糖ライスカレー干し芋など、懐かしさでイッパイ。駄菓子(イカ足・ソースせんべい・ニッキ・酢コンブ)の味は今でも憶えていますね。現在でも売っていますが、食べたいとは思わないなァ。干し芋もそうですが、美味しいモノじゃなかったですよ。
給食も不味かった。脱脂粉乳なんて最悪ですよ。カレーシチューはジャガイモと玉ネギばかりで肉なんて入っていませんでした。給食のおかずで、肉といえば鯨肉ね。鯨カツや竜田揚げが定番。鯨のベーコンも出てきたかな。1961年の給食費は月380円ですから、鯨は超安だったのです。現在でこそ高級食になりましたが、鯨肉って美味しいものじゃありません。だけど、そんな給食でも美味しそうに食べる子がいましたね。それと、給食費の払えない子もね。飢えと貧しさが1961年代初めには残っていました。