影の薄いカツシン

nostalji2007-11-03

録画していた『鬼の棲む館』(1969年・大映/監督:三隅研次)を観る。谷崎潤一郎原作の戯曲『無明と愛染』を新藤兼人が脚色した文芸作品で、古い山寺を舞台に、無法者の無明の太郎(勝新太郎)、妻の楓(高峰秀子)、愛人の愛染(新珠三千代)、旅の上人(佐藤慶)の4人だけでドラマが展開していきます。カツシンは、“座頭市”・“悪名”・“兵隊やくざ”などのシリーズとは違った一面を見せようとしたのでしょうが、やっぱりカツシンでした。高峰秀子新珠三千代の存在感の前には、影が薄いものとなっていましたね。画像は、『鬼の棲む館』のカツシン。
ついでに、カミさんが録画していた『エア・シティ』を観る。仁川空港を舞台にしたサスペンスあふれる人間ドラマで、何といってもチェ・ジウがいいですねェ。また一つ見逃せない韓国ドラマができちゃった。