アカデミー受賞作ということで

録画していた『エブリシング・エブリウェア・オール・アト・ワンス』(2022年/監督:ダニエル・クワン&ダニエル・シャイナイト)を観る。第95回アカデミー賞で作品・監督・脚本ほか全7部門で受賞したコミカルSFアクション。

コインランドリーを経営するエブリン(ミシェル・ヨー)は、意見の食い違う夫ウェイモンド(キー・ホイ・クァン)、介護が必要な父親ゴンゴン(ジェームズ・ホン)、反抗期の娘ジョイ(ステファニー・スー)との関係などに悩んでいます。税金の支払いについて厳しい税務署員ディアドラ(ジェイミー・リー・カーティス)との面談中、別の宇宙へ移動。夫の身体に乗り移った別の宇宙の夫から、全宇宙を守れるのは君だけだと言われます。わけが分からないままエブリンは、カンフーの達人である別の宇宙の自分からスーパー・パワーを取得。襲ってくる敵と命がけの戦いを開始しますが……

マルチバースを舞台に、全宇宙を救うべく戦う主婦を描いていますが、結局は家族愛の物語。マルチバースというのは私にとって意味のわからない世界観で、映像表現上、都合のよい世界といった感じしかしません。フィーリングで楽しむ作品ですな。私の好みじゃありませんけどね。