暖かな日だまりのような時代

nostalji2008-05-22

“猫の記憶”をテーマにした西岸良平:著の『三丁目の夕日』(小学館:2004年5月21日第2刷発行)を読了。昨日、古本屋でゲットした6冊の『三丁目の夕日』の中の一つです。古行淳之介が茶川竜之介と暮らし始める(映画原案の一つ)「コオロギの唄」が収録されていました。全体として“猫”がテーマになっているのですが、確かに昭和30年代は犬より猫の方が圧倒的に多かったような気がします。猫にとっても暮らしよい日だまりのような時代だったといえますね。
ところで、第5話「葬式」に出てきた“葬式饅頭”は、私も親戚のお婆さんが亡くなった時や、葬式に行った父が持ち帰ったものを食べた記憶がありますよ。祝い事には“紅白饅頭”でしたね。現在のように洋菓子が一般的でなかった時代で、庶民が口にするお茶菓子はお饅頭か羊羹。でも、子供の口には、なかなか入りませんでしたねェ。