川内康範原作のヒーローということで興味がひかれた『コンドールマン』を観る。先週が初回で今日は第２回目です。人間の持つ醜悪な欲望を具現化したモンスター一族の凶弾に倒れた主人公が、古代ムー帝国の平和の守護神ドラゴンコンドルと合体して正義の鳥人コンドールマンとして甦るんですな。モンスター一族の計画というのが食糧を買い占めて日本人を飢え死にさせるというもので、その陰謀を見破るのがスーパーの親父（多々良純）です。コンドールマンはモンスター一族に襲われたスーパーの親父を助けに現れるのですが……
悪党が単純破壊型じゃないところに川内康範の特色が出ています。しかし、視聴対象となる１０才くらいまでの男児が注目するのは変身のカッコ良さやアクションのカッコ良さなので、ウケなかったような気がしますね。半年（１９７５年３月〜９月）で放映終了していますからねェ。１９８０年代以降、少年向けヒーロー物から社会悪の視点が消えたので〜す。
