歌うカツシン

nostalji2008-08-29

録画していた『東海道の野郎ども』(1958年・大映/監督:田坂勝彦)を観る。ヤクザ志願の若者(勝新太郎)が、恩義のある親分のために悪いヤクザを斬って旅に出るという、よくある股旅時代劇です。カツシンの役名が“鼻歌の半次”で、主題歌だけでなく劇中でも美声を聴かせてくれますよ。高田浩吉じゃないけど、1957年〜58年に主演した股旅時代劇では、たいてい主題歌を歌っていますね。単純な白塗りの二枚目でなく、コミカルな味を持った二枚目という役どころは、この頃のカツシンのキャラにピッタリでした。キャラの中に悪の危険な臭いを感じさせるようになるのは、もう少し先で〜す。