ミステリーだけど

nostalji2008-09-28

録画していた『かげろう侍』(1961年・大映/監督:池広一夫)を観る。山崩れで街道が塞がれた旅籠で、奉行所の命令を受けた侍(市川雷蔵)とその恋人(中村玉緒)が、御家騒動に関わる人別帳を奉行所の書庫から盗み出した盗賊逮捕と旅籠で起こった殺人事件を解決するミステリー時代劇です。犯罪トリックはすぐにわかるもので、謎解きの妙味はありません。チャンバラシーンもちょっとしかなく、雷蔵と玉緒のやりとりだけが売りですかね。それにしても、雷蔵は女にモテモテ男の役がピッタリ似合っていま〜す。
HP:チャンバラワールドの「まとめて市川雷蔵」に追加アップ⇒http://www.asahi-net.or.jp/~uy7k-ymst/star4/raizo7.htm
ポール・ニューマンが亡くなる。享年83歳。デビュー当時は“第二のマーロン・ブランド”として売り出そうとする映画会社の方針が気に入らず、映画界を去ろうとまで考えていたようですが、『傷だらけの栄光』以後、ブランドとは違った反抗的ヒーロー像を確立していきましたね。監督にも恵まれ、話題作にも事欠きませんでした。
画像は、『明日に向かって撃て!』のポール・ニューマン。当初のキャスティングは、ブッチ・キャシディスティーブ・マックィーンでニューマンはサンダンス・キッドだったとか。マックィーンの代わりにロバート・レッドフォードの出演となり、ニューマンがブッチ・キャシディを演ることになったそうです。ニューマンの西部劇出演作品は多くありませんが、ビリー・ザ・キッドブッチ・キャシディ、ロイ・ビーンバッファロー・ビルと、西部に実在した人物を演じた数では西部劇スターよりも多いくらいで〜す。