中身がわからないので

nostalji2008-12-16

本日も本箱の整理。本箱といっても録画ビデオを収納しているんですけどね。20年前に初めてビデオデッキを購入した時、定年後の楽しみとして録画しまくったビデオが結構ありまして、西部劇や時代劇は題名を書いているのですが、他のジャンルは書いてないので、再生してみないと中身がわかりません。でもって処分を目的に再生してみると、『猫拳カンフー』・『料理長、ご用心』、『フライトナイト』の3本(3倍モードで録画しているもんでね)でした。
『料理長、ご用心』は内容を知っているのでパスして、『猫拳カンフー』と『フライトナイト』を観る。『猫拳カンフー』は調べたけどデータ不明です。『猫拳カンフー無宿』(1979年/監督:チャン・ツン・イ)というのがあったけど、これのことですかね。東映時代劇に似た内容で、時代劇風に内容紹介すると、二人の剣士の決闘シーンから始まります。勝った方が主人公で、主人公が訪れた村に悪代官がいるんですな。悪代官の不正に対抗する名主がいて、その名主の娘と主人公はケンカ友だちになります。名主は剣を習ったことがあり、百姓の若者にも剣を教えているんですが、代官が雇った浪人たちが試合を口実に道場破りをして名主は重傷を負います。怒った娘が浪人に試合を挑み、あやうく返り討ちになるところを主人公が助けます。代官は主人公が邪魔なんですが、腕が立つのでどうすることもできません。そこへ、冒頭シーンの決闘で倒した相手の兄が代官の用心棒として雇われます。こいつが強くて悪いんだなァ。悪業三昧の上、百姓に罪を被せて殺したことで、主人公は代官を倒すことを決意して……猫拳なんて初めて知ったよォ。
フライトナイト』(1985年/監督:トム・ホランド)は数ある吸血鬼映画の中でも上出来の作品です。少年(ウィリアム・ラグズデール)が棺を目撃するところから始まって、吸血鬼(クリス・サランドン)退治のクライマックスまで見事な盛り上がりをみせています。吸血鬼が口笛で「夜のストレンジャー」を吹いて現れるなんて洒落ているし、身体が朝日を浴びて崩れさっていく最期のシーンもSFXが進歩した現在でも古びた感じがしませんよ。出演者も、嘘っぽい話にはピッタリのロディ・マクドウォール(頼りないヴァンパイア・キラーなのだ)は上手いし、可愛いだけのイモねえちゃんから吸血鬼に魅せられてセクシーになっていくアマンダ・ビアースも悪くないです。吸血鬼映画入門者にはお薦めで〜す。画像は、ウィリアム・ラグズデールとアマンダ・ビアース。