昭和の顔がまたひとつ……

nostalji2009-11-21

森繁さんに続いて、今度は水の江滝子さん(94歳)が亡くなりました。プロマイド売上げナンバー1だった松竹少女歌劇団時代(男装の麗人)はテレビ放映された映画(『花くらべ狸御殿』『狸銀座を歩く』)でしか知りませんが、テレビ時代の『ジェスチャー』はリアルタイムで観ていました。
『ターキー放談・笑った、泣いた』(文園社・1984年11月1日初版発行)によると、紅組キャプテンに起用されたのは柳家金語楼(白組キャプテン)の指名だったとか。生番組なので、機転がきいて表現力豊かなターキーさんにはピッタリでしたね。ターキー・金語楼のコンビだったからこそ、15年も続いた人気番組になったのでしょう。当時、ターキーさんは日活のプロデューサーとかけもちしており、ターキーさんが石原裕次郎を発掘したのは有名な話です。前述の『笑った、泣いた』には、安藤組に脅された裕次郎の代わりに、親分の安藤昇に会いに行って、役者になるように勧めたとはターキーさんの度胸に感心しました。組を解散した安藤昇が役者になったのは、ターキーさんの一言が利いていたのかもしれませんね。『笑った、泣いた』は、写真掲載も多く、ターキーさんの人となりを知るグッドブックで〜す。