外人から見た日本

nostalji2009-12-05

年末恒例の本箱の掃除を始める。必要な本はジャンル毎に整理し、不要な本は処分するのですが、結構手間がかかります。購入したまま放ったらかしていた本が出てくると、片付けどころでなくなり、読むのに忙しくなるものですから。画像は、エメェ・アンベール:著(茂森唯士:訳)の『絵で見る幕末日本』(講談社学術文庫:2004年9月10日第1刷発行)
エメェ・アンベールは、1863年4月に日瑞修好条約締結のために来日したスイス時計業組合会長で、江戸・長崎・京都・鎌倉など幕末の日本各地の様子を見聞し、エッセイとスケッチを残しました。この本には彼の挿画140点が掲載されており、絵を見るだけのつもりが文章も拾い読みしてしまいましたよ。幕末から明治初期に日本にやってきた欧米人は好奇心が旺盛で、日本社会や風物を偏見持たずに描写しているので好感が持てます。イザベラ・バードやゴードン・スミスの本と並べておこう。