ジャンル的には時代劇

nostalji2009-12-17

録画していた『姿三四郎』(1977年・東宝/監督:岡本喜八)を観る。鎮台兵相手に乱闘した姿三四郎三浦友和)が会津を出て東京に向かうところから物語が始まり、門馬六郎(中谷一郎)の矢野正五郎(仲代達矢)襲撃を目撃して、矢野に心酔して絋道館柔道に入門。血気に任せて暴れるのは真の強さでないと矢野に叱られて蓮池に飛び込み、和尚(森繁久弥)から諭され人間的に成長。警視庁武術大会での村井半助(若山富三郎)の試合と、半助の娘・乙美(秋吉久美子)との恋。そして宿敵・桧垣源之助(中村敦夫)との決闘、さらに源之助の弟との決闘と、乱闘や決闘の繰り返しで進行する娯楽アクションになっています。仲代の柔道はウ〜ンなのですが、ワカトミは上手いですね。源之助との決闘より、武術大会の試合の方が迫力ありましたよ。
姿三四郎』といえば、黒澤明が初監督した第1作目が素晴しく、その後、何度か映画化されましたが、第1作を越えるものはありませんでしたね。この岡本作品も悪くはないのですが、黒澤作品と比べると見劣りがします。画像は、主題歌「34ROH!」のレコードジャケット。三浦友和秋吉久美子の青春映画的ノリで作られた曲ですね。