劇画人気だけでは

nostalji2009-12-29

録画していた『影狩り・ほえろ大砲』(1972年・東宝/監督:舛田利雄)を観る。家康から拝領した大砲を潰して新式大砲を作った佐伯藩が御家取潰しの危機にあうんですな。幕府から大砲確認の使者がくることになり、家老(青木義朗)は新式大砲を拝領大砲に見せかけることにします。大砲を影から守るために影狩り三人衆が雇われ、大砲製造所から城まで運ぶ道中がスリルたっぷりに……描かれていません。池上金男の脚本にしては粗雑な出来ですね。ラストなんか、あまりの酷さに口アングリですよ。シリーズ化するつもりでも、こんな作品では観客はソッポをむきま〜す。
画像は、石原裕次郎が歌う主題歌レコードジャケット。昨日も書きましたが、裕次郎はミスキャストです。もともとチャンバラは下手なうえに、太って動きも悪く、アクションは無理でしたね。