SFというより時代劇

nostalji2010-07-17

NHKハイビジョンで“スターウォーズ”全作品を6夜連続放送。世界中にスターウォーズ・フリークを生み、繰り返し観ているファンの多さは圧倒的です。私は、前期3部作(エピソード4〜6)は好きなんですが、後期の3部作(エピソード1〜3)はどうもね。エピソード3は未見なので、この機会に観ることにしましょう。
スターウォーズ”がヒットしたのは、小難しいSFでなく、連続宇宙冒険活劇にしたことでしょうね。連続ものは、“ハリー・ポッター”や“パイレーツ・オブ・カリビアン”などで現在では一般的になりましたが、1977年(日本公開は1978年)に作られた1作目は、リスクが大きかったと思いますよ。ルーカスは初めにユニヴァーサルへ脚本を持ち込んだのですが断られていますからね。21世紀フォックスがルーカスと脚本料5万ドル・監督料10万ドル+収益の40%で契約したのも、当らないと考えたからなんですね。当ると思っていたら脚本料と監督料を高くして、収益契約は結ばなかったでしょう。
スターウォーズ”を初めて観た時、私は時代劇だと思いましたよ。それも東映時代劇ね。画面の構図からR2−D2とC−3POのコンビは『隠し砦の三悪人』の千秋実藤原釜足に例えられますが、チビとノッポのイメージは私からすると堺駿二渡辺篤東映凸凹コンビです。ルーク=中村錦之助、レイア=高千穂ひづる、ハン・ソロ=大友柳太朗、チューバッカ=岸井明、オビ・ワン=山形勲ヨーダ大河内伝次郎ダース・ベイダー月形龍之介といったところですかね。他にもカルリシアン=加賀邦男、ボバ・フェット=原健作、ジャバ・ザ・ハット=上田吉二朗なのだよ。画像は、ジャバ・ザ・ハットとレイア。