ジャパニーズ・ヒーロー

nostalji2018-12-14

録画していた『パワーレンジャー』(2017年/監督:ディーン・イズラライト)を観る。日本の“スーパー戦隊”を基に米国版TVシリーズが作られ、それが人気となってハリウッドで映画化したヒーローアクションです。
小さな町に住む高校生のジェイソン(デイカー・モンゴメリー)、キンバリー(ナオミ・スコット)、ビリー(RJサイラー)、トリニー(ベッキー・G)、ザック(ルディ・リン)の5人は、同じ時間・同じ場所で不思議なコインを手にし、超人的パワーを得ます。戸惑う彼らの前に、太古の地球で世界を守った5人の戦士の一人ゾードン(ブライアン・クランストン)とお喋りな機械生命体アルファー5が出現。ゾードンは、太古の戦いで封印された悪の戦士リタ・レパルサ(エリザベス・バンクス)が復活し、再び世界が危機に瀕していることを告げます。ゾードンとアルファー5の指示で5人はパワーレンジャーに変身する訓練を受けますが……
ハリウッド製らしくパワーレンジャー誕生までの話(精神的に未熟な高校生が、仲間との絆で成長する)が長々と語られ、その後、金をかけたCGによる戦闘アクションのつるべ撃ち。アメコミヒーローものと同じですな。日本の“スーパー戦隊”ファンの低年齢層にとって、変身のない前半部分は退屈するんじゃないかな。アクションシーンも舞台が田舎町で、悪役も魅力なく、お盆に孫と見に行った『パトレンジャー』の方が楽しかったで〜す。