アニメだが

録画していたNHKで放送の『キングダム(第5シリーズ)』を観了。

中国の春秋戦国時代を舞台にした原泰久の人気マンガのアニメ化です。後に始皇帝となる政と大将軍になることを夢見ている信を主人公に、若者の夢と冒険を描き、強敵を倒していくことで成長するという少年マンガの王道。

第5シリーズ(全13話)は、黒羊丘を巡る趙と秦との激闘。五千人将になった信の飛信隊は、中華統一のため桓騎軍と趙の領地・黒羊丘に進軍。黒羊丘は趙の西部、秦との国境付近に広がる密林地帯で、勝利のカギは中央の丘の制圧。桓騎軍5万8千の秦軍を迎え撃つのは、李牧の副将・慶舎軍4万と離眼城主・紀彗3万の趙軍。河了貂の策略により河越えに成功した飛信隊は前線を押し上げますが、桓騎は動こうとしません。斥候として動いていた飛信隊の副将・羌瘣は、紀彗軍に囲まれて負傷。黒羊丘に住む老婆に救われます。動かない秦軍に痺れを切らした慶舎は、飛信隊を攻撃。これを待っていたかのように桓騎は、ゼノウ軍を慶舎攻撃に向けて出陣させます。慶舎は飛信隊とゼノウ軍に挟撃される形になりますが、紀彗が援軍に駆けつけ慶舎は脱出に成功。飛信隊は慶舎を追撃し、傷の癒えた羌瘣も駆けつけ、信は一騎打ちで慶舎を討ちとります。

桓騎は黒羊丘の住民を虐殺し、紀彗に離眼城での虐殺を予告して脅迫。人徳者の紀彗は離眼城を守るために撤退し、その隙に黒羊丘を占拠。信は桓騎のやり方に憤りを覚え、桓騎以上の将軍になることを決意。

最終話は、蔡沢の手引きにより斉王・王建が秦に来朝。秦王・政は、中華統一後は“法”によって国を治めると語り、それに感嘆した斉王は、中立の立場でそれを見守ると約束します。原作の46巻まで終了で~す。