山田長政の秘宝

nostalji2006-01-14

和久峻三:著の『山田長政の秘宝』(角川文庫:1987年11月10日初版発行)を読了。ルームメイトが誘拐され、犯人は茶箱を盗み出すように要求してきた。茶箱には二つの生首が入っており……生首の謎と、第二の茶箱から出てきた山田長政埋蔵金の在処を示す暗号解読がメイントリックです。トリックよりも、私は山田長政の逸話の方を楽しみましたけどね。そういえば、山田長政を主人公にした歴史小説って、読んだことがないなァ。
録画していた宍戸錠主演の『探偵事務所23・銭と女に弱い男』(1963年・日活/監督:柳瀬観)を観る。原作は大藪春彦のハードボイルド小説。錠さんは女にモテモテのヒーローを気持ちよさそうに演じていましたね。探偵事務所のとぼけた事務員・土方弘と初井言栄、食えない警部の金子信雄も持ち味が出ていてグッド。探偵事務所23は2本しか作られていませんが、シリーズ化して欲しかったですね。深刻なところが全然ない軽いタッチのアクション映画は貴重ですよ。