本日も読書

nostalji2007-11-24

森達也:著(デーブ・スペクター:監修)の『放送禁止歌』(解放出版社:2001年4月18日第7刷発行)を読了。放送禁止になる歌というのは、セックス・暴力・差別が表現されたものということになるらしいのですが、この本では差別(それも部落問題)を中心に展開されています。その多くはメディア側の過剰反応で自主規制されているんですね。意思を持って放送していないから、クレームだけを恐れる結果となっているんです。
ところで、「竹田の子守唄」が放送禁止歌になっているとは知りませんでした。初めて聴いたのは大学時代で、これを歌った赤い鳥のメンバーと同じように、「五木の子守唄」と同じ九州地方(竹田市)で生まれた子守唄だと最初思っていましたよ。大学が京都で、“部落問題研究会”に知人がいたことから、京都・伏見の竹田と知ったのですけどね。でもって、子守唄でなく守子唄。子守する少女の労働歌なんです。「五木の子守唄」も守子唄で、この本を読んで初めて知ったのですが、これも放送禁止歌になっています。放送禁止歌のリストが掲載されていたので、「放送禁止歌全集」という私家盤CDでも作ってみようか……