海賊が好きなので

nostalji2008-07-04

医大病院へ。予約していたので前回より待ち時間は少なかったものの読書する時間はタップリありました。でもって、図書館から借りてきた白石一郎:著の『海のサムライたち』(NHK出版:2003年2月25日第1刷発行)を読了。藤原純友村上武吉松浦党九鬼嘉隆小西行長、三浦按針、山田長政、荒木宗太郎、鄭成功といった海を生業の場とした男たちや海外へ進出していった男たちの実像を紹介した史話です。安南(現:ベトナム)国王の娘を嫁にした朱印船貿易王の荒木宗太郎のことは初めて知りました。王加久王女は宗太郎と長崎にやって来て、長崎で生涯を過すことになります。長崎の諏訪神社の祭りの催事の中に“アニオーさんの行列”として現在も伝わっているのですが、ドラマで見たことがありません。魅力的な人物で、歴史ドラマに登場しても不思議ではないんですけどね。藤原純友山田長政は、これまでに何度か興味を持って調べた人物ですが、現存する史料が乏しいこともあって、彼らが登場する小説やドラマも極めて少ないですねェ。
大宮まで出たついでに本屋に立ち寄り、藤原純友を主人公にした文庫本新刊『絶海にあらず(上下巻)』(北方謙三:著/中央文庫)を購入しました。