野茂がついに引退。日米通産２０１勝のうち１２３がアメリカでの勝ち星ですから完全に大リーガーですね。会見によると、まだまだやりたい気持ちが強いそうですが、肩とひじに故障があり、球威や変化球のキレが悪くなってメジャーとして通用しなくなったので仕方ないでしょう。もともとコントロールで勝負するタイプじゃないですからね。それと、私が気になったのが全盛期の頃と比べると太りすぎで腰の回転が悪くなっていたことでした。松坂も太り気味なので気になっています。
それにしても野茂が大リーグで活躍しなかったら、日本のプロ野球界は旧態依然のままでしたよ。日本のスター選手が大リーグに行って、日本のプロ野球がつまらなくなったという批判がありますが、野球ファンが大リーグの野球を知ることによって、日本のプロ野球も変化してきましたからね。東京集中から札幌や仙台といった地方都市へフランチャイズが広がり、セ・パ交流戦も行なわれるようになりました。いつまでも巨人が全てという時代は終りましたよ。
画像は近鉄時代の野茂。もう何年か経つと、近鉄バファローズという球団があったことを忘れられるんだろうなァ。松竹ロビンス、毎日オリオンズ、西鉄ライオンズ、南海ホークス、東映フライヤーズ、大洋ホエールズ、阪急ブレーブス、過去にリーグ優勝したチームですが憶えていますか。
