あんな走りじゃ間に合わない

nostalji2008-11-11

録画していた『酔いどれ二刀流』(1954年・大映/監督:森一生)を観る。堀部安兵衛長谷川一夫)の高田の馬場での決闘を扱っていますが、それがメインではありません。長屋の娘(若尾文子)への愛情が中心となっていて、チャンバラ映画というより人情時代劇ですね。それにしても、長谷川一夫くらい走るシーンが似合わない役者はいませんね。ドタドタしていて、スピード感が全然ありません。それがわかっているせいか、一番盛り上がるところの高田の馬場への駆けつけシーンがアッサリしたものになっていました。
画像は、チャーミングな乙女時代の若尾文子。この作品は長谷川一夫との初共演作品でして、安兵衛にほのかな想いを寄せる娘役でした。残念ながら後年見せる艶っぽさはありません。
HP:チャンバラワールドの「長谷川一夫のチャンバラ映画」に追加アップ⇒http://www.asahi-net.or.jp/~uy7k-ymst/hhei2/hkch4.htm