巧い着想

nostalji2009-01-11

持ち帰った鯨統一郎:著の『九つの殺人メルヘン』(光文社文庫:2005年5月10日第2刷発行)を読了。九つのグリム童話の新解釈とアリバイ崩しを合体させたミステリーです。酒場に集まった3人の厄年男から聞いた話を基に、美人のメルヘン研究家が謎を解く安楽椅子探偵ものでもあります。トリックそのものは驚くべきものではありませんが、酒場で交わされる薀蓄話が楽しいんですね。以前に読んだ『邪馬台国はどこですか?』も面白かったし、鯨統一郎の作品に興味が湧いてきました。
オンタイムで『天地人』を観る。与六くんの出演は今日でおしまい。どんな名優も子役の演技には勝てませんねェ。