いい話ばかり

nostalji2009-01-21

所用があって大宮まで出る。ブックオフで、未読の『三丁目の夕日』6冊と、鯨統一郎:著の『タイムスリップ明治維新』と『金閣寺に密室』があったのでゲットしました。図書館から借りてきた本があるので、こちらは後回しね。
でもって、図書館から借りてきた野地秩嘉:著の『芸能ビジネスを創った男』(新潮社:2006年3月15日初版発行)を読了。副題に“渡辺プロとその時代”とあるように、ナベプロを築き上げた渡辺晋に関するノンフィクションです。取材協力者が渡辺晋に近い人が多かったせいか、成功話が中心になっていて、衰退期(理由)については触れられていません。どの世界でもそうですが、成功するには先見性と革新性がなければ駄目ですね。ナベプロ隆盛の背景にはテレビの存在が大きく、それを巧く利用したといえるでしょう。このことは後から見れば当り前のことなんですが、その当り前のことに気づかないのが凡人なんで、凡人ばかりだから成功者が出るわけで〜す。