50年前の今日関連で

nostalji2009-03-06

画像は、『ペリー・メイスン』のレイモンド・バー。『ペリー・メイスン』はアール・スタンリー・ガードナー(一般的にはE・S・ガードナー)の人気ミステリーをテレビ映画化したもので、アメリカでは1957年から66年まで9シーズンにわたって放送された人気番組です。80年代には『新・弁護士ペリー・メイスン』として復活しましたね。陪審員を前に検事との駆け引きや、証人喚問による真実の追究など、初めて見る法廷シーンは日本にはないサスペンス・ドラマとして新鮮な面白さがありました。レイモンド・バーのがっしりした体格はタフで行動的な主人公にピッタシで、落ち着いて力のある目で真実を見抜き、事件の謎を解いていくんですな。レイモンド・バーは、59年と62年に『ペリー・メイスン』の演技でエミー賞主演男優賞を受賞しています。
エミー賞主演男優賞といえば、61年の受賞が『弁護士プレストン』のE・G・マーシャル(その後、2回受賞)でした。『弁護士プレストン』は、1962年からNHK教育で放送され識者の間で評判になりました。『ペリー・メイスン』が純粋ミステリーだったのに対し、『弁護士プレストン』は、現実の社会問題やそれに絡む犯罪事件を扱った社会派法廷ドラマでしたからね。吹替えでなく字幕スーパーというのも高尚な感じがして、私の好きな番組でした。法廷ドラマといえば、『ペリー・メイスン』と『弁護士プレストン』を超えるものはないといって過言ではありませ〜ん。