剣豪といえば

nostalji2009-04-05

NHKハイビジョンで内田吐夢の『宮本武蔵』五部作が放送される。本日は一部と二部ね。これまで何回か観ているので改めて観るつもりはなかったのですが、二部の『宮本武蔵・般若坂の決闘』を観てしましましたよ。ロングによるチャンバラシーンの見事なこと。宮本武蔵は私の好きなキャラクターで、映画に限らず、小説・マンガでも楽しんでいます。一般的には吉川英治よって武蔵像が固定された感じなのですが、結構謎が多くて(武蔵二人説、実力云々など)、調べる楽しさもありますね。
画像は、佐々木守:作、小島剛夕:画の『宮本武蔵』(笠倉漫画文庫:1995年9月20日初版発行)ね。マンガの宮本武蔵といえば吉川英治の原作を独特の解釈で劇画化した井上雅彦の『バガボンド』が圧倒的存在感を持っていますが、武蔵の人生感を、『五輪書』を基に、佐々木守の構成力と小島剛夕の画力で描いた本作品も、単巻マンガにしては密度の濃いものとなっていま〜す。