好みが分かれる

nostalji2009-06-29

BS2が『続・夕陽のガンマン/地獄の決斗』(1966年/監督:セルジオ・レオーネ)を放映。1968年の正月映画(年末公開)として公開され、大ヒットしたマカロニ・ウエスタンです。その時は英語版でしたが、今回放映は英語版でカットされたシーンを復元した伊語版のようです。ラストで「ビオンド〜」って叫ぶやつね。
マカロニと本場西部劇の区別のつかない最近の若い人にとっては如何でもいいことかもしれませんが、『荒野の用心棒』から公開順にマカロニを観ている世代と、『続・夕陽のガンマン』を最初に観てマカロニファンになった世代とでは、好みが異なるという面白い現象があります。私は前者に属してまして、イタリア独自のスパゲッティーを追求せず、アメリカ型ステーキに向かったレオーネは好きになれないんですよ。本場以上の西部劇を作ろうとする意気込みは買いますが、南軍兵士が皆イタリア移民に見えるようじゃねェ。
追記:ラストの30分を観たのですが、伊語でなく英語でしたね。ビオンドでなくブロンディ、セテンサでなくエンジェル・アイ、癇癪玉でなく無頼漢でした。カット部分は確認できなかったのですが、英語だったのかな……?