最初のひばり時代劇

nostalji2009-07-27

録画していた『鮮血の手型』(1950年・松竹/監督:原研吉)を観る。美空ひばりの時代劇初出演作品です。ひばり時代劇なので、開始早々の居酒屋シーンで「ちゃっかり節」を、ラストで「誰か忘れん」を歌い、ひばりの歌で始まり、ひばりの歌で終わるような構成になっています。ひばりは、細川藩の御家騒動で命を狙われる若君の役ね。腰元の花柳小菊の妹に変装して暗殺隊から逃げていたのですが見つかり、主人公(市川小太夫)に救われるんですな。それで、主人公と一緒に暮らすことになります。現場に血染めの手型が残されている細川藩士の連続殺人事件と御家騒動が解決し、ひばりは娘姿から若君姿になるんですが、どこからみても男の子に見えませ〜ん。
画像は、『鮮血の手型』の阪東妻三郎美空ひばり。バンツマは特別出演なのですが、主演以上に目立っています。クレジットも最初にでかく表示されていますしね。ひばりとバンツマの扱いに苦慮して、作品内容がガタガタになった感じがします。