酷い映像

nostalji2010-04-28

録画保存していた西部劇『ケオマ・ザ・リベンジャー』(1976年/監督:エンツィオ・G・カスティラーリ)を観る。といっても、10年前にレンタルビデオをダビングしたもので、映像が酷くて途中でポイントだけ見て早回しね。インディアンとの混血のケオマ(インディアンに全然見えないフランコ・ネロ)が南北戦争から故郷の町に帰ってくると、町は無法者の集団に支配されているんですな。伝染病が流行しており、患者は鉱山に隔離しているんですが、身内に患者がいるというだけで鉱山に引き立てられる妊婦をケオマが救出します。育ての父(ウィリアム・バーガー)や使用人だった黒人(ウッディ・ストロード)が味方につき、伝染病患者を救うために無法者集団と壮絶な銃撃戦が展開するのです。
浪曲時代劇の如く歌入りストーリー展開や、フラッシュバックを多用したカスティラーリの演出は、単純な撮影が多いマカロニの中にあっては珍しいものですね。アクションシーンはカスティラーリの本領を発揮しており、マカロニの中では上出来といえるでしょう。ところで、ダビングしたビデオは一通りチェックして処分することにしま〜す。