フリークスがいっぱい

nostalji2011-05-23

昨日は、久しぶりにO君と逢ってお喋り。1960年代(子どもの頃)の想い出に話がはずみました。1960年代は経済的繁栄という明確な目標が政府にあって、その政策に国民も乗って生活はどんどん便利で豊かになっていきました。だけど、無計画な工業化の結果、スモッグ・河川の汚れ・ヘドロ・サリドマイドなどの不良薬品・チクロなどの不良食品・水俣病など人体に影響を及ぼす公害が発生したことを結構忘れているんですね。今回の震災に伴う原発事故は、快適な電化生活に浸りきって原発の危険性を忘れた国民への戒めですな。てなことを話しながら、結局は、便利になっていく時代を、楽しい想い出として喋っているオッサンふたりでした。
江戸川乱歩全集第3巻の『孤島の鬼』を読了。セムシやコビトなどフリークスが犯罪に関係する乱歩独特の世界が展開しています。現在、こんな小説を発表したら差別問題で抗議が集中するでしょうね。画像は、『恐怖奇形人間』(1969年・東映/監督:石井輝男)のポスター。『孤島の鬼』と『パノラマ島奇談』を原作にしています。内容が内容だけに、テレビ発禁作品で〜す。