映画で時間つぶし

nostalji2012-04-08

帰国の機内で『ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル』と『シャーロック・ホームズ/シャドウゲーム』を観る。
ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル』(2011年/監督:ブラッド・バード)は、シリーズ4作目で、これまでの中で最も“スパイ大作戦”らしい内容になっています。といっても、アタマをうまく使って、敵をうまくダマすなんてことは少しで、もっぱらトム・クルーズのアクション中心ですけどね。モスクワの刑務所からの脱獄に始まり、核爆弾を使って世界戦争を引き起こそうと計画しているテロリストの正体を探りにクレムリン宮殿へ、核爆発させるための暗号を奪うためにドバイへ、そしてミサイル誘導を制御するためにインドへとテロリストを追跡するのですが、後手に回ってばかりで危機を脱出するために、ムチャクチャなアクションが展開します。聞きなれたラロ・シフリンのテーマ曲が効果的に使われ、トム・クルーズの奮闘ぶりは好感もてますが、もう少し知能ゲーム的な味わいが欲しかったですねェ。
知能ゲーム的味わいといえば、『シャーロック・ホームズ/シャドウゲーム』(2011年/監督:ガイ・リッチー)も前作以上にアクション中心になっており、ホームズらしい推理は皆無となっていました。今回は、連続爆破テロと要人暗殺で世界戦争を引き起こそうと計画しているモリアーティ教授(ジャレット・ハリス)と全面対決ね。モリアーティ教授と戦って滝壺に落ち、そして“帰還”というラストは、原作へのオマージュかな。内容的には気に入らないところだらけでしたが、ロバート・ダウニーJrとジュード・ロウのホームズ・ワトソンのコンビは、今までのホームズ物にないキャラで、私は気に入っていま〜す。