今年も続くのか

nostalji2013-01-20

録画していた『さや侍』(2011年・松竹/監督:松本人志)を観る。妻が死んで虚脱状態になった侍(野見隆明)が脱藩した罪で捕えられ死罪となりますが、母を亡くして笑わなくなった若君を笑わせたら無罪放免ということになり、娘(熊田聖亜)や牢番(板尾創路柄本時生)が一発芸を色々考えるんですな。刀を捨てて鞘だけ持っているので、さや侍ね。刀を捨てたなら鞘も捨てればいいのにそうでないというナンセンスな笑いが狙いと思ったのですが、親子の絆とか哀愁とか、余計なものを入れて中途半端な笑いとなっています。ギャグも腹から笑えるものはなく、部分的には面白い演出はありますが、はっきり言って駄作。ナンセンス喜劇に時代劇はもってこいなのに残念。
横綱大鵬(72歳)さんが亡くなる。とにかく強かったですねェ。相手を弾き飛ばす強さでなく、柔軟に受けとめる強さね。端正で色白な甘いマスク、女性に人気が高く、国技館売店ではブロマイドがすぐに売り切れたとか。強くて、カッコイイものに憧れる子どもにも大人気でした。私はヒネくれていたので、“広島・柏戸・目玉焼き”でしたけどね。先日は大島渚監督が亡くなっており、昨年に続いて一時代を築いた人たちが今年も……