続きでなく

録画していた『ヘルボーイ(2019)』(2019年/監督:ニール・マーシャル)を観る。2004年に映画化された人気コミックを原作者マイク・ミニョラーの完全監修で再映画化したアメコミアクションです。

地獄で生まれたヘルボーイ(デヴィッド・ハーバー)は、ブルーム教授(イアン・マクシェーン)に育てられ、BRPD(超常現象調査防衛局)のエージェントとして活動。そんな彼に、英国に出現した人食い巨人退治の要請がきます。暗黒時代に封印された血の女王(ミラ・ジョヴォヴィッチ)が復活しようとしており、霊媒能力を持つ少女アリス(サッシャ・レイン)や豹人間のベン・ダイミョウ少佐(ダニエル・デイ・キム)とともに血の女王の野望を砕くために戦いを開始しますが……

ある程度“ヘルボーイ”を知っていることを前提に作られているので、誕生の経緯とか、ブルーム教授との関係などは端折って、いきなりアクション全開です。それも血みどろグロテスクなシーンばかりね。ヘルボーイアーサー王の血をひいているなんて初めて知りましたよ。アーサー王伝説と無理やり結びつけた感じね。ギレルモ・デル・トロの前作と比べるとドラマに厚みがなく薄っぺらいです。続編を臭わせるエンドクレジットでしたが、米国では不評だったので果たして……

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