好きなジャンルで

録画していた『夜に生きる』(2016年/監督:ベン・アフレック)を観る。ベン・アフレックが監督した禁酒法時代を舞台にしたギャンヅ映画。

禁酒法時代のボストン、警察幹部の息子ながらギャングになったジョー(ベン・アフレック)は、組織のボス・ホワイトの情婦エマ(シエナ・ミラー)と愛するようになります。そのことを知ったホワイトにジョーは殺されかかりますが、父親に救われ入獄。エマが殺されたと聞いたジョーは出所後、復讐のためにホワイトと対立するペスカトーレ(レモ・ジローネ)のファミリーに加わります。昔の仲間だったディオン(クリス・メッシーナ)とタンパで酒の密売を開始。キューバ系ギャングのスワレス・ファミリーの協力を得て、ビジネスを進める中、グラシエラ・スワレス(ゾーイ・サルダナ)と惹かれあっていきます。密造・密売は軌道にのりホワイト一味の影響力を抑えることに成功。黒人系のスワレス・ファミリーが協力者であることからKKKの標的にされますが、幹部を殺してKKKの活動を抑えます。ホワイトと結託したペスカトーレは、自分の息子にポストを譲るようにジョーに迫りますが、ディオンたち仲間が駆けつけ、激しい銃撃戦の結果、ジョーたちが勝利。ジョーはグラシエラと穏やかな生活をするためにディオンに組織を譲って引退しますが……

連続ドラマの総集編といった感じで、人間ドラマとしての深みはありませんが、背景描写には捨てがたい味があります。演出的には如何てことはなく、わかりやすい展開で娯楽作品として楽しめま~す。