雷蔵のデビュー作

nostalji2005-01-12

何にもする気がせず、録り溜めしていた未見のビデオを観る。
『花の白虎隊』(1954年・大映/監督:田坂勝彦)
市川雷蔵の映画デビュー作品。他にも新派の花柳武始、長唄勝新太郎がこの作品で映画デビューしました。中でも雷蔵が際立っていますね。演技は巧いし、キレイだし、華があります。御曹司たちの出演がウリなんでしょうが、内容も悪くありません。白虎隊が特攻隊的で、太平洋戦争の記憶とダブラして観た人が、当時は多くいたでしょうね。ある意味では反戦映画かも……
エノケン・笠置のお染久松』(1949年・新東宝/監督:渡辺邦男
“お染久松”の恋物語をミュージカル・コメディにしたもの。戦後のエノケン映画はろくでもない物ばかりですが、これは傑作です。成功の大半はエノケンよりも笠置シズ子が占めているんですけどね。とにかく、この二人のリズム感が凄い!