ミステリー・パロディの傑作

nostalji2005-01-15

録画していた『名探偵登場』(1976年/監督:ロバート・ムーア)を観る。謎の屋敷に招かれた5組の名探偵が、招待主からの予告殺人と犯人捜しに挑戦するんですが、名探偵というのが、チャーリー・チャン的な中国人探偵のシドニー・ウオン(ピーター・セラーズ)、ニックとノラのチャールズ夫妻そのもののディックとドラのチャールストン夫妻(デヴィッド・ニーブン、マギー・スミス)、エルキュール・ポワロとネロ・ウルフを足して割ったようなミロ・ペリエ(ジェームズ・ココ)、同じくジェシカ叔母さんとミス・マープルを足して割ったようなジェシーマーブルズ(エルザ・ランチェスター)、そしてサム・スペードらしきサム・ダイアモンド(ピーター・フォーク)なんです。招待主がトルーマン・カポーティで、その盲目の執事がアレック・ギネス。これだけ役者を揃えていたら、面白くないわけはありません。探偵小説ファンの私としては、最初から最後まで顔が緩みっぱなしでした。中でも、アレック・ギネスボリス・カーロフ風の演技には笑えたなァ。脚本はニール・サイモン
HP:チャンバラ・ワールドの「丹下左膳の部屋」の移設作業。遅々として進みませ〜ん。