女に騙されて

nostalji2010-12-23

ビデオで『大列車強盗』(1973年/監督:バート・ケネディ)を観る。死んだ無法者の夫が盗んだ金を息子のために鉄道会社に返したいというロウ未亡人(アン・マーグレット)の頼みでレーン(ジョン・ウェイン)は、旧知のジェシー(ベン・ジョンスン)とグレディ(ロッド・テーラー)を呼び寄せ、それにベン(ボビー・ビントン)、カルフーン(クリストファー・ジョージ)、サム(ジェリー・ガトリン)の三人が新入りとして加わって、メキシコの荒野に隠されている金塊を探す旅に出るんですな。報酬は鉄道会社から出る懸賞金の5万ドル。無法者一味が隠された金塊を狙って現れますが、彼らを片付け未亡人に金を無事に渡します。しかし、鉄道に雇われた探偵(リカルド・モンタルバン)がレーンに真相を明かすと……
バート・ケネディらしい、ユーモアを散りばめた本格西部劇です。ロングショットを多用した映像が、西部劇らしい空間的拡がりを持っていて素晴らしいです。西部劇はロングの魅力ですよ。この作品もマイケル・ウェインが製作しており、ウェイン映画の顔なじみが出ていますね。ベン・ジョンスンでしょ、クリストファー・ジョージでしょ。ボビー・ビントンは、「ミスター・ロンリー」のヒット曲で知られる歌手ですが、『100万ドルの血斗』に続いての出演です。『100万ドルの血斗』では、冒頭で無法者にアッサリ撃たれて負傷するウェインの息子役でしたが、今回はちゃんとしたセリフがありました。それにしても、アン・マーグレットに騙されるウェインは、愉快、愉快。
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