猫背男って?

nostalji2005-03-03

明日から天気が悪くなるというので、久し振りに図書館へ行って、水木しげるの『生まれたときから「妖怪」だった』、勝小吉の『夢酔独言』、荒俣宏の『パルプマガジン』を借りてきました。興味本位で何の関連性もありませ〜ん。
先日購入した380円DVDの『ノートルダムのせむし男』(1923年/監督:ウォーレス・ウォーズリー)を観る。サイレント映画にはトーキーにない映像表現力があり、ロン・チャニーの怪奇メーキャップも違和感なく感情移入できます。ノートルダム寺院の壮麗なセットと、エキストラ大量導入の暴動シーンを見ると、映画は映像だとつくづく感じますね。富裕層と貧困層との社会的対立を背景として描き、単なる見世物映画に終わらず、骨太な作品となっています。映画史を飾るサイレントの傑作の一つといって過言ではありませ〜ん。ところで、“せむし”というのは差別用語なんですね。某BBSに“せむし男”とカキコしたら“猫背男”と変換されました。