大友柳太朗のむっつり右門

nostalji2005-03-04

10年ぶりの3月の大雪。午前中降り続け、5センチ程度積もりました。
大友柳太朗の『右門捕物帖・卍蜘蛛』(1962年・東映/監督:河野寿一)を観る。下田へ行くまでは歯切れの良い演出でミステリーの雰囲気が出ていて楽しめるのですが、下田へ行ってからは間延びした演出で見え見えの展開になります。脚本が悪いのか、演出が悪いのか、決められた通りに作っている感じで工夫がないんですよ。犯人は例によって例の通りで意外性はありません。ラストの大殺陣も平凡。立回りに大友柳太朗らしさが出ていません。竜頭蛇尾的作品で〜す。
HP:チャンバラワールドの「大友柳太朗の部屋」に『右門捕物帖・卍蜘蛛』をアップ⇒http://www.asahi-net.or.jp/~uy7k-ymst/orm5/orm51.htm
ついでに、大友柳太朗関連で録画していた『曾我兄弟・富士の夜襲』(1956年・東映/監督:佐々木康)を観る。大友柳太朗は兄弟を助ける畠山重忠の役。武士の情を知る理想のサムライで、儲け役で〜す。