講談の宮本武蔵

nostalji2005-03-26

「講談・宮本武蔵」(サンマーク出版)を読了。昭和4年に大日本雄弁会講談社(現:講談社)から発行された「講談全集(第5巻)」に収録されているものを現代かなづかいに改めて出版されたものです。吉岡無二斎の次男・平馬が加藤清正の家来・宮本武左衛門の養子となり、武蔵と改名します。実父の無二斎が佐々木岸流の闇討ちにあって殺され、武蔵は仇討の旅に出ます。姫路城の天守閣で妖怪退治、箱根山中で狼退治、乗鞍嶽で塚原卜伝と鍋蓋試合をした後、小倉の沖・灘島にて岸流と決闘をします。吉川英治が「宮本武蔵」を書くまでは、講談の世界の宮本武蔵が一般的だったんですよ。史実無視のストーリーですが、面白いんだなァ、これが! 画像は伊藤彦造による挿絵
先日購入したDVD『ヤング・フランケンシュタイン(特別編)』(1974年/監督:メル・ブルックス)を、メル・ブルックスの音声解説で観る。アドリブ・シーンとか、監督しか分からないことを知ることができて面白かったで〜す。