殺しのテクニック

nostalji2005-04-07

録画していた『殺しのテクニック』と『遥かなる国の歌』を観る。
『殺しのテクニック』(1966年/監督:フランク・シャノン)は、がさつなイタリア映画にしては珍しく丁寧に作られており、人物描写もきめ細かいです。長年ハリウッドの地味な傍役だったロバート・ウエバーが渋い殺し屋を演じており、これが巧いんだなァ。派手さはありませんが、年季の入ったプロの殺し屋そのものといった感じです。冒頭の狙撃シーンは殺し屋映画の中でも最高ランクのものといって過言ではありませんよ。それからフランコ・ネロが良いんだなァ。眼鏡をかけた哲学青年風な知的な中に残忍性も持った殺し屋で、強烈な印象を残しています。B級映画の優れモノで〜す。画像は、『殺しのテクニック』
『遥かなる国の歌』(1962年・日活/監督:野村孝)は、小林旭主演の音楽の世界を舞台に、友情と野心、ヒューマニズムを扱ったアクション・ドラマ。笹森礼子はアキラの相手役としては、少し力量不足でしたね。