狸時代劇

nostalji2005-11-13

徳川5代将軍・綱吉といえば犬公方として有名ですが、1695年(元禄8年)11月13日に野良犬保護のために、中野の16万坪の土地に囲いを設けて収容しました。江戸中から集められてきた犬が10万頭。犬の世話をする人員が約100名で、犬が1年に食べた米の量が8万石だったとさ。
犬でなく狸時代劇の『阿波狸屋敷』(1952年・大映/監督:佐伯幸三)を観る。愚かな争いをする人間よりも狸の方が万物の霊長になっています。花菱アチャコの父狸が、「人間のマネだけはするな!」と子狸に説教したりしてね。内容は、平和主義者の堀雄二と、欲張りな父を持つ沢村晶子との他愛ないラブ・ファンタジーで、如何ってことのない作品です。それにしても、沢村晶子って、美麗だなァ。画像は『阿波狸屋敷』の堀雄二と沢村晶子。
録画していた『コンバット』の#2と#3を観る。監督はロバート・アルトマン。後年、『マッシュ』や『ビッグ・アメリカン』で見せた痛烈な皮肉はありませんが、どちらもサスペンスあふれる内容で見応えがありましたよ。