夏はホラー映画

nostalji2006-08-17

B級ホラー・ファンの間で話題になっていたので、以前から観たいと思っていた『吸血鬼ゴケミドロ』(1968年・松竹/監督:佐藤肇)を観る。高久進と小林久三の共同脚本なので真面目なSFホラーかと思いきや、とんでもないシュールな作品でした。カルト・ファンがいるのが納得できます。時限爆弾を上着の内ポケットにいれている自殺志願の青年とか、日本語で話す乗客の会話を全て理解していながら、英語でしか喋らない米女性とか、まともな人物はひとりもいません。中でも秀逸なのが欲望まるだしの代議士先生。不時着した機内で実業家の妻と抱き合ったり、米女性に「お前は外人だから、犠牲になれ」と言ったり、喉が渇いているのに水をくれない実業家へ「サンダル屋から政府指名の軍需工場にしてやったのは、誰のおかげだ」などと、目がテンになるようなセリフがポンポンとびだします。人類滅亡をテーマしたSFホラーですが、こんな人物ばかりだと、確かに人類は滅亡しますねェ。(笑)
HP:放出美級迷画座の「和製吸血鬼」に追加アップ⇒http://www2u.biglobe.ne.jp/~kazu60/sfhora3/vump05.htm
太陽系の惑星がこれまでの9個から12個になりそうだ。火星と木星の間にセレス、冥王星の次にカロンと第10惑星が加わるとのこと。これまで、“スイキンチカモクドッテンカイメイ”と覚えてきたのに、ややこしくなりま〜す。