久しぶりにミュージカル

nostalji2006-08-16

録画していた『魅惑の巴里』(1957年/監督:ジョージ・キューカー)を観る。法廷でそれぞれが自分の都合のよい証言をし、真実はどこに?という黒澤明の『羅生門』を思わせる物語構成になっています。ヴェラ・キャスベリーの原作小説が、そんなふうになっているんでしょうね。劇中で繰り広げられるミュージカル・シ−ンの音楽はコール・ポーターで、ポーター最後の映画音楽となりました。女優を美しく撮ることで定評のあるジョージ・キューカーだけに、主役3女優(タイナ・エルク、ケイ・ケンドール、ミッツィ・ゲイナー)の芳醇な香りあふれるミュージカルを満喫できます。特にケンドールが酔って歌う「ハバネラ」と、何気ないふうを装ってジーン・ケリーと踊る「ユア・ジャスト・トゥー・トゥー」は素晴しいですよ。ちなみに、当初はこの3人でなく、シド・チャリシー、キャロル・ヘイニー、レスリー・キャロンがキャスティングされていたそうです。
AFC予選のイエメン戦を観る。2対0で勝ちはしたものの、引いて守る相手には中々得点できませんでしたね。W杯の課題が継続していま〜す。