本日も志津野一平

nostalji2006-09-22

録画していた志津野一平シリーズの『地獄の接吻』と『愛欲と銃弾』を観る。
『地獄の接吻』(1955年・日活/監督:野口博志)は、シリーズ2作目。志津野の助手役で秀子(高友子)が、この作品から登場します。事件に巻き込まれ、男装して助手となるのは、“銀座旋風児”の浅丘ルリ子の先駆けといえますね。戦争で姉と離れ離れになった秀子がスリで生活していたなんて、時代を感じさせます。水島道太郎の紳士的な悪党ぶりはグッド。
『愛欲と銃弾』(1955年・日活/監督:野口博志)は、シリーズ3作目。前半は快調に物語展開していくのですが、黒幕が判ってからモタモタします。如何でもいいようなメロドラマを見せられても、誰もよろこびませんよ。情実シーンでドラマに厚みを持たせたつもりでしょうが、ダレるだけ。ハードボイルドがフニャフニャになりました。
リンリンの体調が悪い。アヒルの鳴き声のような咳が止まらないので、夕刻、病院に連れていきました。注射で咳はとまりましたが、しばらくは薬で様子見となるでしょう。