ジョン・ウェインのB級西部劇

nostalji2006-10-02

昨夜、凱旋門杯を衛星中継で観るが、ディープインパクトは残念ながら3着に終わる。オッズが1.1倍というのは、日本人が大量にディープインパクトの馬券を購入したからでしょうね。フランス人から見ると、馬鹿げて見えるんじゃないですかね。ディープインパクトは好きですが、私だったら儲からない馬券は買わないなァ。競馬を楽しむのでなく、愛国心の拠り所を求めている感じがしま〜す。
西部劇仲間から送られてきたDVD『ランディー一人旅』(1934年/監督:H・フレイザー)を観る。10年くらい前にBS2で放映した“カラーで甦るジョン・ウェイン”シリーズの1本で、私もビデオに録画保存していますが、何処にあるか探すのが面倒なので好都合でした。ジョン・ウェインは初主演作の大作西部劇『ビッグ・トレイル』(1930年/監督:ラオール・ウォルシュ)がコケた後、『駅馬車』(1939年/ジョン・フォード)で復活するまで間、出演した作品の殆どが安手のB級西部劇でした。日本で劇場公開されたのは、戦後になって輸入された『ユタから来た男』と『荒野の激闘・モンタナの掟』の2本だけですが、30本以上のB級西部劇に主演しているんですよ。画像は『ビッグ・トレイル』のジョン・ウェイン
でもって、『ランディー一人旅』ですが、凶悪犯人の一味に間違われた主人公が、凶悪犯に狙われている娘を助けて大活躍。善良そうな唖の男の正体が凶悪犯という趣向や、悪漢たちの隠れ家が滝の後ろというのは、いかにもB級西部劇で面白いです。だけど、凶悪犯の手配書の裏に書かれた文字が決め手となって、最後で正体を暴くものと思いきや、早々に悪党が正体を露わし、何じゃこりゃ、でしたね。ところで、凶悪犯の手下役でヤキマ・カヌートが出演していました。