今日も読書

nostalji2007-05-11

尾崎秀樹:著の『にっぽん裏返史』(文春文庫:1995年2月10日初版発行)を読了。“遠山の金さんの桜吹雪の刺青”とか、“水戸黄門の諸国漫遊”とか、“天一坊事件”とか、28編の時代劇でお馴染み(中には知らない話もありましたけどね)の通説を史実に基づいて検証しています。1編が10ページほどですから、深い考察が行なわれているわけではありませんが、ポイントを掴んでいるので歴史好きや時代劇好きの入門には適していますね。興味を持ったら、専門書で再度調べるのが、この手の本の使いかただと思いま〜す。知ったかぶりは、いけませんぞ。
高野連野球特待生に関して処分緩和を決めたとのこと。野球特待生のどこがいけないんですかね。高野連は、“野球留学の行きすぎを是正”したいらしいですが、“行きすぎ”なんて枠を設けずに、自由にしたらいいんですよ。甲子園をショー化しておいて、片一方で道徳的なことを持ち出すなんてね。野球に限らず、スポーツ・音楽・芸術・学問などで突出した才能があれば、どんどん特待生にすべきですね。底辺を広げることにより、さらに優れた才能が生まれてきます。メジャーで活躍する選手が増えてきたのは、行きすぎた野球特待生の効果だと私は思っていま〜す。