本日も読書

nostalji2007-05-10

中村彰彦:著の『新選組全史』(角川文庫:2001年7月25日初版発行)を読了。新選組関係の本はこれまで結構読んだのですが、知らなかったことが多くて楽しめました。芹沢鴨の副将と思っていた新見錦が芹沢と仲が悪かったことや、池田屋事件において浪士の集合場所は池田屋と四国屋のどちらかということで、近藤が池田屋を、土方が四国屋を襲撃したと思っていたのですが、場所が全然わからずローラー探索における遭遇戦というのも新発見でした。新選組資料のバイブルと云われる子母沢寛の『新選組始末記』が書かれたのが1928年で、以後、新しい資料の発見で、次々に新解釈が出てきて、新選組研究に果てはありませんねェ。
滋賀県の新幹線新駅設置が中止になったとのこと。実に喜ばしいことですね。やたらと駅を作ったり、空港を作ったりすることが地域の振興と考えている馬鹿な議員を選ばなかった滋賀県民に乾杯。それにしても、議席を減らした瞬間、方針転換する節操のなさにはあきれますね。参議院選挙までは県知事に協力するフリをしておこうというのが見え見えです。新駅設置が県民にメリットになることを、論拠するのが推進議員の仕事だと思いますがね。信条を持たないカス議員に騙されるなよ。