どうして1本だけ

nostalji2007-06-18

テレビ西部劇のDVD『アリゾナ・トム』を観る。主人公のトム・ブルースター(ウィル・ハッチンス)は弁護士志望の青年で、常に法律書を持ち歩いて勉強しています。派手な銃撃戦はありませんが、主人公のキャラが魅力の西部劇でしたね。1960年にNHKで毎週日曜日12:15〜13:00に放送され、NHK好みのドラマだったのですが、それでも暴力追放の煽りを受けて、たった3ヶ月(12本)で終了してしまいました。後にフジテレビで『シュガーフット』と改題(これが原題)されて56本放映されているのですが、これは観ていません。
このDVDに収録されているのは「カナリアの帰還」の1本だけ。カナリアといっても鳥ではありませんぞ。トムの従兄弟のカナリア・キッド(ウィル・ハッチンスの二役)一味を捕まえるために、トムがカナリア・キッドに化けて一味に加わるのですが、そこへ刑務所を脱走した本物のカナリア・キッドが帰ってくるのです。射ちあいは音だけ聞かせ、死人もケガ人も出ません。健全西部劇ですよ。トムが協力する騎兵大尉役で『コルト45』のウエイド・プレストンが出演していました。それにしても、たった1本だけとはねェ。
所用があって大宮まで出かける。謝礼が図書カードだったので本屋を回り、西部小説の『アパルーサの決闘』、時代劇マンガを特集した『KINO』、別冊太陽の『子どもの昭和史(昭和35年−48年)』を見つけて早速消化しました。