歌謡アクション映画

nostalji2007-08-05

録画していた『赤いグラス』(1966年・日活/監督:中平康)を観る。アイ・ジョージのヒット曲をモチーフにした作品かと思ったのですが全然そうなっていません。題名の赤いグラスだけが中に浮いている感じです。モノクロ映画なので赤いグラスを印象づけることができないと考えたのでしょうかね。航海から帰ってきた主人公(渡哲也)が、恋人(小林哲子)から育ての親が殺されたことを知らされて犯人を捜す物語なんですが、理屈にあわないことばかりでシラケます。目撃者を殺さなかったマヌケな殺し屋、放っとけばいいのに不必要な行動をする黒幕、何も考えないで行動する頭の悪い主人公、主人公のジャマにしかならない恋人、目的がわからない流れ者、訳知り顔で語るだけの居なくてもいいような酒場のマスター、納得できない登場人物ばかりです。久しぶりの大放屁、チャブ台返し!
画像は、「赤いグラス」のレコードジャケット。映画にはアイ・ジョージだけでなく志摩ちなみも出ていましたが、デュエットで歌われていません。アイ・ジョージは主人公を助ける流れ者で、やたらとカッコつけていますが、本人だけが満足している感じでしたねェ。
HP:放出美級迷画座の「映画は音楽から」に追加アップ⇒http://www2u.biglobe.ne.jp/~kazu60/zanmai09/mtom2.htm
信長の野望・蒼天録』をプレイし、尼子経久で1527年に全国を統一。最初のシナリオのためか、登場武将数が少なく、攻城戦ばかりで野戦が殆どなかったのが残念でした。
日曜洋画劇場で『ホーンティング』(1999年/監督:ヤン・デポン)を観る。『たたり』(1963年/監督:ロバート・ワイズ)のリメイクなんですが、『たたり』ってよくわからなかった記憶(テレビの洋画劇場で観た)があるんですよ。とにかく、屋敷のいたるところで不気味な音がしていて、最後はどうなったんだっけ。『ホーンティング』のような分かりやすい結末じゃなかったですね。でもって、『ホーンティング』ですが、幽霊の怖さがないホラーでした。ヤン・デポンは『スピード』だけだったなァ。